ハビーボッラー・サイヤーリー副調整官は17日金曜、イマーム・アリー士官学校の学生会合において「平和を望むなら、戦争に備えよ」というシーア派初代イマーム・アリーの文言に言及し、「この賢明なる命令は、恒久的な平和と安全が強さ、準備、抑止力によってのみ確立しうることを物語っている」と述べています。
また、殉教者らの高い地位を称えるとともに、聖なる防衛(1980年代の対イラク戦争)における彼らの勇敢さを称えつつ、「敬愛すべき殉教者諸氏は、自らの命を犠牲にすることで、イスラム国家たるイランの領土保全、独立、そして尊厳を守り、祖国の土を一片たりとも敵の手に渡すことを許さなかった。今日、わが国の軍は殉教者らの栄光ある道を引き継ぐ存在であり、我々は彼らの道における足掛かりを定着させ、信仰心、勇気、そして誠実さをもって1979年のイスラム革命の崇高なる理念を守る覚悟を持たねばならない」とコメントしました。
さらに、イスラム戦士らの持つ自己献身の精神と愛国心に言及し、「先に殉教した誇り高きイラン空軍パイロット、故モハンマド・ハルアトバリ少将の『もし敵兵の軍靴に祖国の土が少しでも付着していたら、我が血でそれを洗い流すだろう』という心に残る名言は、祖国と革命の理念に対するイスラム国家イランの戦士諸君の愛情と熱意の極みを表現している」と語っています。
加えて、イラン軍の主要任務について言及し、「軍の任務は、領土保全、独立の維持、そして我が国の聖なる体制の擁護という3つの基本的なキーワードに要約できる。これら3つの基本原則は、あらゆるレベルにおける軍の全ての活動や訓練、そして計画の指針となる」と述べました。
サイヤーリー副調整官は最後に、自信と国家の権威という道筋の継続を強調し、「今日、わが国の軍の権威は、信念、洞察力、規律、そしてイランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の命令への忠誠心によるものである。これらの原則が軍に定着している限り、いかなる脅威もイスラム国家たるイランの安全と独立を毀損できないことは確かだ」と結びました。
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